CCC認証取得

１．認証形式

三種類の方式があり、製品毎に適用できる認証形式が決まっています。（自己声明が適用される製品はCCC対象品目ページでご確認ください。)

1) 第三者認証方式：CCC認証機関へ申請を行い認証書を取得します。

・型式試験 → 初回工場検査 → 認可書発行

又は、 型式試験  ⇒ 認可書発行 ⇒  初回工場検査(初回工場検査の前に認可書が取得できCCCマーク付きで出荷ができます。）

・評価(型式試験)、工場検査、認証書発行は、認証機関が行います。

・認証取得後、製品と特定の重要部品に対する定期評価（検査頻度は認証機関が定めます）が必要になります。

・現地代理人は不要です。

2) 自己声明方式A：企業自身で適合性評価の確認を行い、自己適合声明書を登録します。

・試験(任意の試験所） ⇒ 自主工場検査 ⇒ 自己声明書サイン ⇒ 登録システムへ登録（登録システムへのアカウント登録が必要になります）

・製造商が国外企業の場合は、自己声明書に中国法人資格を持った企業(代表者)のサイン、社印が必要になります。

3) 自己声明方式B：企業自身で指定試験所評価依頼を行い、自己適合声明書を登録します。

・試験(指定試験所） ⇒ 自主工場検査 ⇒ 自己声明書サイン ⇒ 登録システムへ登録（登録システムへのアカウント登録が必要になります）

・自己声明A,Bともに；

製造商が国外企業の場合は、自己声明書に中国法人資格を持った企業(代表者)のサイン、社印が必要になります。

・企業が工場検査を行い検査報告書の作成が必要です。

・自己声明登録後（認証取得後）、製品と特定の重要部品に対する定期評価（検査頻度は企業自身が定めます）が必要になります。

 

２．認証形態

製造商と工場と設計者により下記の四種類があり、それぞれ特徴があります。

認証形態名(呼称です)	製造商と工場	設計者	特徴
通常方式	同じ	製造商	工場追加の場合、型式試験が不要です（型式試験が必要な製品もあります。） 製造商が異なるOEMモデルの追加は、型式試験が必要です。 製造商ー工場間の合作協議書が不要です。
OEM方式	異なる	製造商	工場追加の場合、型式試験が不要です（型式試験が必要な製品もあります。） 製造商が異なるOEMモデルの追加は、型式試験が必要です。 製造商ー工場間のOEM合作協議書が必要です。
ODM方式	異なる	工場	工場追加の場合、型式試験が必要です。 製造商が異なるOEMモデルの追加は、書類申請で処理が可能です。 製造商ー工場間のODM合作協議書が必要です。
三者合作方式	不問	製造商、工場以外の第三者	工場追加の場合、製造商が異なるOEMモデルの追加は、型式試験が必要です。 製造商ー工場間ー設計者の三者合作協議書が必要です。

 

３．主な必要書類(電気製品の場合)

・申請者、製造商、工場の登記簿謄本

・産品描述書

・合作協議書

・各種声明書（銘版摩耗試験適合声明書、海抜・熱帯使用に関する声明書）

・モデル相違説明書

・銘版図

・取扱説明書

・回路図、トランス仕様書などの技術書類

・授権代理人声明書（海外製造商で自己声明する場合）

・申請委任状（申請代行業社を使う場合）

・その他

 

４．申請フロー

1) 第三者認証

申請依頼（申請者→認証機関）（試験所を指定できます。）

↓

申請書発行（認証機関）

↓

サイン済み申請書提出（申請者→認証機関）

↓

サンプル、資料要求書発行（認証機関）

↓

サンプル、資料提出（申請者→認証機関が指定する場所）

↓

型式試験開始ー完了(試験所)

↓ (必要な場合は、工場検査実施)

認証機関レビュー(認証機関)

↓

費用支払い（申請者→認証機関）

↓

認証書発行

 

2) 自己適合声明

登録システムにアカウント作成

↓

評価（方式Bの場合は、指定試験所評価依頼）

↓

評価報告書を取得

↓（必要な場合は工場検査を実施し検査報告書を作成する。)

登録システムに書類提出

↓

自己声明書ドラフトが自動的に作成される

↓

自己声明書にサインをして登録システムへアップロード

 

５．工場検査

・要求事項は「CCC実施規則 工場品質保証能力要求 工場検査基準 CNCA-00C-005」で規定されています。

・工場検査項目は「品質システム」と「製品の一致性（生産品とCCC報告書の一致性）」の二つになります。

・品質システム要求は、ISO9001に類似していますが、CCCマークの管理、設計、本体と製品の定期評価、一致性に関する内部審査、部品受入時の検査項目など、ISO9001だけでは管理できない要求事項もあります。

・製品の一致性要求は、工場検査時に工場倉庫(あるいは最終検査が終了してるもの）から１台抜き取り、そのサンプルとCCC報告書で管理されている事項（部品リスト、写真、銘版図など）と位置しているかの確認をします。製品の不一致は重大な不適合となります。

 

 

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