(中国) 北京市CCC免除手続き自己承諾による利便ルート試験事業細則

≪北京市CCC免除手続き自己承諾による利便ルート試験事業細則(施行)≫ (京市監発〔2021〕105号) 2021-10-18

第一条 輸入製品の強制製品認証免除手続き(以下、「CCC免除手続き」と略称)の審査と監督管理作業の効率化を高めて、本市の貿易円滑化を図り、良好な経営環境を築くために、≪中華人民共和国認証認可条例≫、≪強制製品認証管理規定≫、≪市場監管理総局 強制製品認証免除手続きに関する作業要求を明確にする通知≫、≪北京市経営環境最適化条例≫等の法律、法規及び関連規定に基づき、本細則を制定する。

第二条 北京市各クラスの市場監管部門にCCC免除手続き業務を申請するもので、国家認監委の「CCC免除手続き及び特殊用途輸入製品検査処理管理システム」(以下、「国家CCC免除手続きシステム」と略称)を介して申請を行う法人並びにその他の組織(以下、「CCC免除手続き申請部門」と略称)に対して、本細則を適用する。

第三条 本細則における「強制製品認証免除手続き自己承諾利便ルート」(以下、「CCC免除手続き利便ルート」と略称)とは、条件を満たしたCCC免除手続き申請部門が自主申告、自己承諾、セルフ手続き方式によって、国家CCC免除手続きシステムを介して簡単且つ迅速に≪強制製品認証免除手続き証明≫を取得できる施策のことを指す。
証明に関する情報は国家CCC免除手続きシステムを介して自動的に税関部門のシステムに送られるため、全プロセスをネットワーク化、電子化することにより、申請部門は現場に赴いて申請手続きを行う必要がなくなる。
本細則における区クラスの市場監督管理部門には、北京市各区クラスの市場監管局と北京経済技術開発区商務金融局が含まれる。

第四条 北京市市場監督管理局(以下、「市の市場監管局」と略称)は、国家市場監督管理総局認証監管司(以下、「総局認証監管司」と略称)の指導と支持の下、本市のCCC免除手続き自己承諾利便ルートの統括管理に責任を負い、北京市のCCC免除手続き自己承諾利便ルート試験事業名簿(以下、「試験事業名簿」と略称)に記載されている部門に対して、確認作業を行う。各区クラスの市場監督管理部門(以下、「区局」と略称)は、市の市場監督局の業務指導の下、所在地のCCC免除手続き自己承諾利便ルートを使用する部門の監督と管理に責任を負う。

第五条 次の各号のいずれかに該当し、且つ強制製品認証リストに記載されている輸入製品は、CCC免除手続き自己承諾利便ルートを適用することができる。
(一)科学研究、測定、及び認証試験に必要となる製品とサンプル。
(二)最終ユーザーへの修理目的で直接必要となる部品/製品。
(三)工場の生産ライン/組み立て生産ラインの付属品として必要となる装置/部品(事務用品を含めない)。
(四)商業用展示品としてのみ使用し、販売しない製品。
(五)完成品の全数を輸出する目的で輸入される部品。

第六条 条件を満している部門の内、信用記録が良好で、トレーサビリティシステムが完備されてされており、CCC免除手続きを頻繁に行っている部門によって、CCC免除手続き自己承諾利便ルートが使用されることを推奨する。申請部門になるための具体的な条件は次の通りである。
(一)登記または事業所が北京にあり、且つ製品が実際に北京から輸入される。
(二)CCC免除製品のトレーサビリティ管理制度を構築し、実際に使用している、CCC免除製品の入庫、受取、使用、返却、返送または廃棄等の管理要求を制定し、実行している、CCC免除製品の追跡を迅速且つ正確に行うことができる。
(三)2019年4月1日以降のCCC免除申請件数が年平均50件以上ある。
(四)信用記録が良好で、国家企業信用情報公示システムにおいて2年以内に不良記録がない。
上記の条件を同時に満たさなければならない。

第七条 CCC免除手続き自己承諾利便ルートを使用して申請を行う部門は、所在地の区局に次の書類を提出しなければならない。
(一)CCC免除手続き自己承諾利便ルート申請表
(二)CCC免除製品明細書
(三)法人及びその他の組織の証明書類のコピー
(四)申請部門の基本情報と説明(次のものを含める:部門の基本概況、CCC免除製品のトレーサビリティ制度の内容、2019年4月1日以降のCCC免除製品の申請、使用、及びフォローアップ管理に関する状況、2年以内の信用記録に関する状況)
上記の申請書類の全てに部門の公印を押す。

第八条 CCC免除手続き自己承諾利便ルートを介して申請することを希望する部門は、所在地の区局に申請書と必要書類を提出しなければならない。所在地の区局は申請を受け取ってから10稼働日以内に申請書類の初回審査と現場確認を完了させて、条件を満たしている場合は市の市場監管局に推薦する。
市の市場監管局は区局の初回審査に関する意見を受け取った後、3稼働日内に申請部門の基本情報を審査し、試験事業名簿に加えることを決定して総局の認証監管司に報告する。
総局の認証監管司から試験事業に加わることに同意を得られた部門は、市の市場監管局に≪CCC免除手続き自己声明利便ルートアカウント使用授権及び承諾書≫を提出しなければならない。市の市場監管局が総局の認証監管司にCCC免除手続き自己承諾利便ルートの使用権限を与えるための申請を行い、本市のCCC免除自己承諾利便ルートの使用部門名簿に加える。

第九条 CCC免除自己承諾利便ルートは、毎回の使用期間を2年間とする。CCC免除手続き利便ルートを使用することを許可された部門は、総局から付与された指定アカウントを使って国家CCC免除手続きシステムでセルフ方式のCCC免除手続きを行うことができるようになる。即時に≪強制製品認証免除証明書≫を取得することができるため、所在地の市場監管局の審査許可を受ける必要がない。
CCC免除手続き利便ルートの使用期間を延長したい部門は、使用期限の30稼働日前までに所在地の区局に使用期間延長申請を提出しなければならない。期限満了時に申請が行われていない場合は、利便ルートは自動的に失効する。再申請は初回申請として手続きを行う。
使用期間延長のための申請手順は、本実施細則第八条を参照して行う。

第十条 所在地の区局は、毎年、管轄区内のCCC免除手続き自己承諾利便ルートを使用する部門の使用状況について、全てを網羅する検査を実施する。
市の市場監管局は、CCC免除手続き自己承諾利便ルートを使用する各部門の使用状況について、抜き取り検査を実施する。

第十一条 CCC免除手続き自己承諾利便ルートを使用する部門が次の各号のいずれかに該当する場合は、所在地の区局に直ちに変更申請を提出しなければならない。
(一)CCC免除製品明細書を変更しなければならない場合。
(二)法人に関する情報に重大な変更が生じる場合(次のものを含める:法人名、登記住所、事業所、法定代表者等)。
(三)その他の重大な変更事項。
所在地の区局が初回審査を行った後、市の市場監管局に報告する。市の市場監管局は総局の認証監管司に利便ルートの変更内容を報告する。

第十二条 CCC免除手続き自己承諾利便ルートを使用する部門は、自己承諾の内容に対して主体的責任を負う。利便ルートを使用する部門は、提出する書類が真実であることを保証し、CCC免除製品のトレーサビリティ管理制度が有効に機能することを保証しなければならない。また虚偽の書類を提出してCCC免除証明書を取得した、或いは利便ルートのアカウントのバスワードを適切に保管しなかったため他人に使用された等、自己承諾に違反する行為によってもたらされた結果に対しては、法律上の責任も負わなければならない。

第十三条 各区局がCCC免除手続き自己承諾利便ルートを使用する部門に次の各号のいずれかに該当する状況を発見した場合は、改善を命じ、市の市場監管局に利便ルートの使用権限を暫時停止することを申請する。悪質な場合は、市の市場監管局が総局の認証監管司にその部門の利便ルート使用権限を削除するよう申請する。法律法規に違反した疑いがある場合は、法に則り調査し、処罰する。
(一)CCC免除手続き自己承諾利便ルートの申請条件を継続的に満たすことができない場合。
(二)提出しなければならない申請書類が未提出である、或いは申請書類が事実と異なる場合。
(三)CCCリストに含まれていない製品が、CCC免除手続きシステムを通じて申請された場合。
(四)CCC免除製品を承諾書通りに使用しない、または処分しなかった場合。
(五)正当な理由もなく、市場監管部門の監督検査に協力しない、または監督検査を受け入れなかった場合。
(六)その他のCCC免除手続き利便ルートを継続的に使用するのに相応しくない状況があった場合。
使用権限を取り消された部門は、CCC免除手続き自己承諾利便ルートを2年間再申請することができない。

第十四条 本試験事業細則は発行日から施行する。

添付資料:
1.CCC免除手続き自己承諾利便ルート使用企業承諾書
2.CCC免除手続き自己承諾利便ルート申請表(初回、延長、変更)
3.CCC免除手続き自己声明利便ルートアカウント使用授権及び承諾書

原文:http://scjgj.beijing.gov.cn/zwxx/zcwj/202110/t20211027_2522330.html

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